藤川先生取材紀行のVol.4は奈良です。
引き続きまだ詳細はお伝えできませんが、その一端をお見せしたいと思います。
奈良駅に到着したら、まずは駅隣の奈良市総合観光案内所で作戦会議です。
そして万全の体制で取材に臨むために忘れてはいけないのが腹ごしらえ。
創業150年の老舗の味「柿の葉ずし」を堪能し、、、
早速取材開始です。
最初の取材地は「法華寺(ほっけじ)」
法華寺は、奈良市法華寺町にある仏教寺院で、
光明皇后が女人修養の道場として創建した総国分尼寺です。
いざ、境内へ…
と、門に向かおうとしたところ、藤川先生からご教示いただきました。
塀に刻まれた白色の横線は “定規筋(じょうぎすじ)” と呼ばれ、
五本の定規筋は最も格式が高いことを示すそうです。
赤色矢印が定規筋です↑
本堂の中にある本尊十一面観音像(国宝)は風格があり、
仏像の木肌が美しいことも相まって、ついつい取材を忘れて見入ってしまいました…。
蓮の葉や蕾を放射状に配した光背が何とも不思議な雰囲気を醸し出しています。
↑撮影禁止だったため、絵はがきの写真にて失礼します。
法華寺は、庭園も魅力的でした。
上品な庭園の奥の方ではカキツバタが見頃となっていました。
さて、次の取材地は「不退寺(ふたいじ)」です。
不退寺は、法華寺から500mほど離れたところにある真言律宗の寺院です。
正式な寺号は不退転法輪寺と言い、「法輪を転じて退かず」の意味で、
前に進んでいくお寺なのだとご住職様が説明して下さいました。
入口の塀には、法華寺と同様に“定規筋”が5本刻まれていました(↑写真)
平城天皇所縁の寺であると言われているために格式が高いのかもしれません。
その後、第1皇子阿保親王とその第5子在原業平が共に居住したと伝えられています。
緑に包まれた素敵な本堂でしたが、
残念ながら内部の撮影はできませんでした。
今日の取材はこれで終了!?
当初の作戦会議ではその予定だったのですが、
急遽、奈良県桜井市の「談山神社(たんざんじんじゃ)」に行くことになりました。
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藤川先生取材紀行Vol.4
2012/10/05
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