1931年夏、日本人監督の近藤兵太郎を率いる嘉義農林学校野球部員たちは、あこがれの甲子園の舞台に立っていた。
守りの日本人、打撃の台湾人(漢人)、そして俊足揃いの台湾原住民――。
三つの民族からなる混成チームは近藤から授かった“不屈の精神”を武器につぎつぎと勝ち上がっていく。
そして、超満員の観衆が見守る中、決勝戦のサイレンが鳴った――。
2015年01月30日発売
ISBN:978-4-309-92044-3
仕様:B6判/296ページ/並製本
価格:1,400円+消費税
企画・編集・発行:出版ワークス
発売:河出書房新社
台湾野球の歴史はここからはじまった――
小説
KANO-カノ-
1931海の向こうの甲子園
1931海の向こうの甲子園