この絵本が、困難の中にいる子ども達に
寄り添うヒントになると嬉しく思います。
帯&寄稿文:医療法人三家クリニック 精神科医
三家 英彦
小学生のひいたんは、とにかく外に行くのが大きらい。家の中で絵を描くのが大好きな女の子です。
ある日、いつものようにひとりでお絵かきをしていると、ひいたんの目の前にようかいのぴょんさんが現れます。ぴょんさんは色々とゆかいな作戦を企て、いやがるひいたんを外へ連れ出そうとします。
笑顔で互いを思いやる女の子とようかいのあたたかな心の交流を描きます。
ひいたんぴょんさん
作:笑福亭鶴笑
絵:よしおかアコ
AB判・上製・34ページ・フルカラー
予価:1980円(税込)
ISBN :978-4-907108-55-7 C8771
2020年5月下旬刊行予定
作 笑福亭鶴笑(しょうふくていかくしょう)
落語家。兵庫県出身。六代目笑福亭松鶴に入門。上方落語協会所属。1998年、手作り人形を使った「パペット落語」を考案。2015年、厚労省/児童福祉文化財特別推薦受賞。近年、SDGsをテーマにした環境落語を創作し、地球の環境保護問題に取り組む。絵本の楽しさを伝える「大人の読み聞かせの会」なども開催。著書に『世界は広くてせまくて、やっぱり広い!~お笑い海外武者修行記~』(ヨシモトブックス)がある。
絵 よしおかアコ
大阪府守口市出身。大阪デザイナー専門学校卒業。デザイン制作会社勤務を経て、イラストレーターとして独立。
大阪のギャラリーThe 14th moonを拠点に個展を多数開催。2017年、デビュー作『すまいる』[作:かくまさみ](出版ワークス)を出版。2018年、『ぼくは くいしんぼう仮面』[原作:くいしんぼう仮面](出版ワークス)を出版。
この絵本『ひいたん ぴょんさん』は、心の病の専門家である三家クリニックの三家英彦先生に監修アドバイスを受けて制作されています。
今、子どもたちの「ひきこもり」や「いじめ」問題は年々と大きくなっています。こんな問題に少しでも解決の糸口になればと、笑福亭鶴笑師匠、よしおかアコ先生、三家英彦先生が協力し合って、この絵本は出来上がりました。こんなみんなの願いが皆様方に届きますように・・・
医療法人三家クリニック精神科医 三家英彦 監修
経歴
平成15年(2003)兵庫医科大学卒業、同大学麻酔科で麻酔科医として研修を受けた後、神戸大学精神神科に入局。病院、保健所、企業嘱託医などを経て、三家クリニック勤務となる。現在は、本人を取り巻く家族社会との関係に着目し、特にトラウマ、愛着、虐待の問題などに力を注いでいる。また、スポーツや演劇などのパフォーマンスを向上させる治療やカウンセリングも行う。
三家クリニック https://www.mitsuya-clinic.jp/