絵キルトで蘇る珠玉の名作『ハイジ』

永遠の名作童話・『ハイジ』の前半部分を題材にしたキルト絵本の上巻。布帛特有の柔らかなマチエールが、物語の清廉な世界観をいっそう引き立てます。著者はキルト作家の高原ゆかり氏。細部まで作り込まれた絵柄が、アルプスの雄大な大自然での疑似体験を呼び起こし、読者を童心へと返らせます。
また、巻末には読み聞かせ音声が流れるQRコードを付嘱。目と耳で楽しめる構成になっています。
作曲・ピアノ演奏はピアニストの今安志保、朗読は女優の今安琴奈が担当。

 1才で両親を失ったハイジは、5才の時アルムの山に住むおじいさんに預けられることになったのです。
自然に囲まれた山々と、おじいさんや友達のペーターやペーターおばあさん達の愛を受けハイジはすくすくと育ちました。8才になったハイジは勉強のためフランクフルトに行くことになったのです。
フランクフルトでは車椅子で生活しているクララという大好きなお友達もできたのですが、ある日、優しいクララのおばあさまから見せてもらった絵本がきっかけで、ふるさとを想うあまり心の病にかかってしまいます。そしてハイジは・・・

巻末のQRコードを読み取ることで、全ページバージョンと各ページバージョンの読み聞かせ音声を再生できます。
目を閉じてもハイジの情景が浮かび、まるで子どもの頃、楽しんだ紙芝居のように、動かないはずの絵が、自分の頭で動き出すような感覚の絵本です。しかも文章がとても理解しやすく、ストーリーが頭の中に鮮明に残ります。
この読み聞かせ音声をお手本にして、保護者の方々がお子さんに読み聞かせをしてあげてください。

原作 ヨハンナ・スピリ

1827 年、スイスのチューリヒ州郊外のヒルツェルにて生まれる。40 歳をすぎて書きはじめた児童文学は、その名を国際的なものにした作品集『子どもたちと子どもたちを愛する人々のための物語集』がある。
なかでも「アルプスの少女」の名で有名な「ハイジ」は、児童文学の名作古典として世界中で愛されている。

高原 ゆかり

京都府出身。教育系大学の美術科を卒業後、美術教師に。退職後、1992 年に夫の故郷、兵庫県相生市に「ゆう風舎」をオープン。絵本図書館、カフェ、雑貨ショップを併設。キルトを中心とした手芸教室も主宰。アップリケキルトのオリジナルキット、オリジナル布のデザインも手がける。2006 年、敷地内に雑貨ショップ& カフェを増築し、リニューアルオープン。
主な著書に『Story Quilt ~季節とともに 』『Story Quilt 2 ~月日とともに』『アップリケキルト絵本 Sewing Momo わたしは仕立て屋さん』( 主婦と生活社)がある。