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INTERVIEW  クラフト作家 藤井 陽子 先生
2015/06/29

ひと手間かける「作る」楽しさを
世代を越えて感じてもらいたいですね。
藤井 キティちゃんに初めて出会ったのは小学生のころ。 
お小遣いがたまったら、サンリオのグッズを買いにお店に行ってました。
実はその頃は、キキララのファンだったんですけどね(笑)
あらためて「キティちゃんって可愛いな~」って思ったのは、ここ数年のこと。
昔に比べて、キティちゃんの顔も少しずつ変わってきてるでしょ? 
わたしは最近のキティちゃんが好きですね。
小さいキティちゃんのイヤリングとか、ちょっと着けてみようかな~って思うぐらい(笑)。  
オトナの女性にも好まれるキティちゃんのアイテムに、いますごく惹かれています!

藤井 デコクラフトでハローキティの世界を作るときに、こだわったのは
「あるがままのキティちゃんの形」。ヒゲや指は切り抜きにくいから、
ヒゲはカットして、指はまっすぐにしよう…とかじゃなくて。
ありのままのキティちゃんを形にしてあげようと思ったんです。
ヒゲを切り取るのはちょっと難しいけど、これができるとうれしいですよ!
ヤッターッ!って思うから(笑)。
コツは、はさみの使い方。切り出しの位置を変えたら、上手に切れるんです。
デコクラフトの基本は、<紙を切って、丸みをつけて、貼る>…という3ステップ。
<はさみで切る>というひと手間を、めんどくさいと思われがちなんですけど、
それを逆に「いや、切りたい!」と思ってもらえるような可愛いパーツを揃えてみました。
作品づくりの達成感を、ぜひ感じてもらいたいですね♪

藤井 キティちゃんは歴史もあるし、ファンも多いでしょ? だからデコクラフトでハローキティの世界を描くとき、すごくプレッシャーがありました(笑)
サンリオさんやキティちゃんのファンの方々に、がっかりされないように、
「わたしも作ってみたい♪」と思ってもらえるように作らなきゃって。ぷっくりとしていて
布のような、デコクラフトならではのキティちゃんの可愛さを伝えたかったですね。  
デコクラフトは、子どもから大人まで楽しんでもらえます。
講習会とかすると、80歳くらいのおばあちゃんが来てくれて
「わたし、いつまでも可愛いモノが好きでね…」「わたしも女の子だし(笑)」
って作ってくれるんですよね。
可愛いモノが好きなのって、年齢は関係ないんですね。
キティファンはもちろん、色々な世代の方にこの本を手に取っていただけたらと思います。